POCO A POCO 店主のピックアップワイン #003「ボジョレーを馬鹿にするべからず」

 

お世話になっております。ポコアポコ店主です。

今回は店主のピックアップワイン第三回目。久々の更新ですがネタがないわけじゃないんですね、まぁワインは売るほどあります。

ということで、題名は「ボジョレーを馬鹿にするべからず」

先日のブログでも書きましたが、

ジュリアン・スニエ 2017 フルーリー、無事ロンドンより 到着しました。

しばらく休ませてからのオンリストになりますが、

まずはこちらでご紹介させて頂きたいと思います。

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フルーリー、ご存知かもしれませんが産地はヌーボーで有名のかのボジョレー。

そのボジョレーの中に村名を名乗って良いクリュボジョレーというのがございまして、ここフルーリーという村名、産地になります。

この辺りは割愛し知りたい人はワインの一般常識なので本やウィキペディアなどで調べて頂きたいと思います。

クリュボジョレーのフルーリーは有名なムーランナヴァンのような肉付きよくタンニンが豊富なというより、繊細でミネラリー、花とスパイスの香りがってフェミニンで大人の女性といった印象ですね。

そして、造り手がジュリアン・スニエさん。

2008年から独立とのことですが、それまでの経歴があのブルゴーニュの名門ジョルジュ・ルーミエやニコラ・ポテルで研修、アルザスではアルベールマンで研修。その後ブルゴーニュ大手モメサン社のボジョレー醸造責任者?を経て独立したとのこと。

あのジョルジュ・ルーミエで修行となれば箔がついてますね。(今やルーミエの最高峰ワインは軽く50万円越えです( ノД`)シクシク…)大昔ミュジニーを8千円で買った男は私

そんな縁あってか熟成樽もドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ社の古樽を購入しているとのことです。

さて、自分が初めて試飲したのはいつだったたろう?

10年は経ってないかもしれません。

でもきっと多分まだ独立して間もないヴィンテージだったはずです。

実は最初の印象は✖️。

その頃は自然派ボジョレーらしい野性的な赤い果実香がそそられるのですがやや揮発酸気味で還元香に時間が経つと微生物汚染が支配的になってしまい、せっかくの果実感を曇らせてしまう他の要因が目立っておりました。きっと酸化防止剤としての亜硫酸塩の量が少なすぎたのでしょうか?ちょっと好みとは程遠い出来だったと記憶しております。

なので、その後は一切追いかけるはずもなくだったのです。

が、

仲良くさせていただいてるブルゴーニュの生産者シャントレーブの栗山さんが僕にジュリアンスニエをすごくオススメしてくるんです。

「ジュリアン・スニエ、飲んでみて!」って。

それでも「地元で飲めば状態が良いのかな?」ぐらいにしか思ってなかった。

それから仲間内のワイン会でサドヤさんのK氏が持ってきた2010年だったかな?熟成ボジョレーヌーヴォーをブラインドで飲んだ時に(意地悪な…でもガメイってすぐわかるんだな笑)

それが案外悪くなかったので、最近のビンテージを飲んでみようと心変わり。

たしか2013年を試して飲んでみたら……

あら!!!

とても美味い😋 !

濁った感じがなくクリーンなワインになっていて、

フルーリーの大御所イヴォンメトラより自分は好きだなという印象。

で、余りにも美味しいので

これはポコアポコのオープン時には揃えておこうと思っていたんです。

だけど、当時のインポーターさんが

「ボジョレーとしては高額で売れない」

という話で2014年以降未輸入になってしまっておりました…。

「うーん残念」

そんじょそこらのブルゴーニュワインをフィネスという味わいでは軽く凌駕しているので、ボジョレーとして価格が高いのも納得できる、とは思っていても、フィネスって感覚はとても難しく一般の人からしたら飲み方次第ではただの普通のボジョレーと思われてしまう可能性もあると言えばある。

自然派的なアプローチで健全クリーンな、しかも複雑なワインを造ればコストがかかるのは当然なんですが、如何せんブルゴーニュとのブランド争いにはやや劣勢。

難しいところです・・・。

ただ、こんないいワインですから、早くどこか再び輸入してくれる会社出てこないかなぁ?

と、それはおいて置いて、

やっと仕入れることが出来ました。

ではなぜ?正規代理店無しなのに今手元にあるのか?というのは

べりー・ブラザーズ&ラッド

というイギリスの超名門酒商(皇室御用達)のロンドン在庫より日本支店に取り寄せて頂きました。(ブレグジット成立して税金上がったらどうしようとハラハラしてたけど案の定延期)

昨年末あたりに交渉してOKが出て4月ごろの入船と言われていたのですが到着は5月末。

よくなるのはひと夏超えた秋ごろか…。(最近仕入れたワイン達はそんなのばっかりで困るなぁ

楽しみですねぇ!!

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さて、2017年のボジョレーってどうなんでしょ?

ググりますと

酸味と果実味とタンニンが見事なバランスで整っている。今世紀最高の出来と言われた2015年を彷彿とさせる芳醇さがあり、溌剌さとエレガンスさも兼ね揃えている」とのことで、かなり評価が高いようです。←コピペ

出ました?相変わらずのボジョレーヌーヴォー売り文句(笑)

いつものことですがボジョレーヌーヴォーの評価はいったいいつが最高の年なのかわからないわけでして、

ボジョレー2018年は“珠玉のヴィンテージとして歴史に刻まれる”←コピペ

あら?2015年とどっちがいいの?(笑)

きっと2019年は「過去10年で最高のヴィンテージ!」となることでしょう・・・(-_-;)

でもね、ヴィンテージなんてキャラクターなのでどっちが良いとかないんですよ。

で、2017年、概ね良好の様です。(笑)

でも自分には17年のヌーヴォーは記憶になくて・・・と

それもそのはず、銀座の店を明け渡したばかりでヌーヴォー飲んでないや。

ただ、この人、ジュリアン・スニエ氏はこう言い放っております。

「果実味が強くなるパワーの年には全く興味がわかない。」

良いこと言ってますね。

ただ、こういうこと言う人、商売っ気ない人確定!(笑) もちろんいい意味ですよ。

自分も賛同しますね。そう果実の厚過ぎたるボリュームはなくてもいいんです。重さやボリューム欲しい方は暖かい産地のワイン飲んでください。完熟の果実味、アルコールも軽く15%ありますよ。(ちなみにアルコールと糖分の構造が似てるので舌の上で甘く感じます)

緊張の佇まい、複雑なアロマ、エキスの凝縮、どこまでも続く滑らかさ、崩れそうで崩れない均衡の美しさ・・・。

ジュリアン・スニエの哲学の結集のワインはエレガントとかという一言では言い表せず、重さとも縁のない飲んでいて身体に優しく染み渡る癒しワインですよ。

そんなわけでございまして、

POCO A POCO 店主のピックアップワイン #003「ボジョレーを馬鹿にするべからず」

でした。

以上、

ご清覧ありがとうございました。

ご来店の際は事前にご予約、お電話していただけますと大変助かります。ご協力の程、お願い申し上げます。

P.S. パカレといいコサールにしろ最近のトップ級自然派衆の出来栄えはとても良いですね

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  1. ピンバック: 2020年2月、近頃のおすすめ | POCO A POCO

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